絵本専門店おすすめ「大人にグサッと刺さる深イイ絵本」6選

絵本専門店おすすめ「大人にグサッと刺さる深イイ絵本」6選
こどもの本専門店として、約12,000冊の絵本・児童書を扱う神保町の「ブックハウスカフェ」。
今回、ブックハウスカフェの店長に「大人にこそ」おすすめしたい絵本を紹介していただきました。
じぶんだけのいろ
【作・絵】レオ=レオニ【訳】谷川俊太郎
【出版社】好学社
【作・絵】レオ=レオニ【訳】谷川俊太郎「じぶんだけのいろ」/好学社/1068円(本体価格)
社会性を追求するがあまり自己を見失ってしまいがちな現代人への警告か、それとも応援歌なのか…。読んだ人の数だけ、違う感想が聞けそうなとても深い内容の物語です。
美しい色の魔術で知られるレオ=レオニの絵本の中でも、特に大人におすすめしたい1冊です。
ねえ、どれがいい?
【作・絵】ジョン・バーニンガム【訳】まつかわまゆみ
【出版社】評論社
【作・絵】ジョン・バーニンガム【訳】まつかわまゆみ「ねぇ、どれがいい?」/評論社/1500円(本体価格)
作者バーニンガムの元祖ヘタウマ系の力の抜けた絵で、「ねえ、どれがいい?」と聞かれるのは「どれを選んでも最悪!」な奇想天外な選択肢ばかりで、思わず笑ってしまいます。
—パパが学校で踊ってみんなに好奇の目で見られるのと、ママがレストランで店員を怒鳴りつけてみんなに好奇の目で見られるのと、どっちがいい?
大人のあなた、どっちか、実生活でまさかやっていませんよね?
うれないやきそばパン
【文】富永まい【絵】いぬんこ【作】中尾昌稔
【出版社】金の星社
【文】富永まい【絵】いぬんこ【作】中尾昌稔「うれないやきそばパン」/金の星社/1300円(本体価格)
当代一の挿絵師・いぬんこさんの描く世界は、昭和テイスト・ノスタルジックな雰囲気たっぷりで、大人の心にこそぐっときます。
なんといっても、いぬんこさんの「芸術品」「伝統工芸品」と言っても過言ではない美しい絵の数々が絵本という形で1冊にまとまり、品質の良い印刷で、しかもお手軽な価格で購入できるということは、福音以外の何物でもありません。
深く考えると非常にホラーなお話で、大人にはぜひ深く読み込んでほしいと思います。
あさになったのでまどをあけますよ
【作・絵】荒井良二
【出版社】偕成社
【作・絵】荒井良二「あさになったのでまどをあけますよ」/偕成社/1300円(本体価格)
朝になって窓を開ける。自分の住んでいる町が見える。景色が見える…。
毎朝繰り返される同じ行為を改めて見つめ返し、こうして絵本となって読んでみることは、急ぎ足の毎日にちょっぴり句読点を打つようなことと同じような気がしています。
いつもと同じ風景がどんな意味を持つのか、未来だけを見つめられる子どもたちよりも、もしかしたらこの本は現実にしか生きられない大人にこそ、向いている絵本なのかもしれません。
ぜつぼうの濁点
【作】原田宗典 【絵】柚木沙弥郎
【出版社】教育画劇
【作】原田宗典 【絵】柚木沙弥郎「ぜつぼうの濁点」/教育画劇/1300円(本体価格)
濁点を打つことで変化する言葉を巧みに操り、まるで上質な落語を聞くような軽妙さがある絵本です。
そう思って作者をみると、エッセイストの原田宗典さん。やっぱり、という感じです。絵は柚木沙弥郎さんで、絵本だけでなく世界で活躍する名人です。
こういう本を自分のために手に取る大人、「やや、おぬしできるな?!」という目でつい見てしまう私です。
ピアノ調律師
【著】M・B・ゴフスタイン【訳】末盛千枝子
【出版社】現代企画室
【著】M・B・ゴフスタイン【訳】末盛千枝子「ピアノ調律師」/現代企画室/1800円(本体価格)
職業には貴賤(きせん)がないという言葉は、果たして私たちの心にまで浸透しているのでしょうか?
幸せとはなんだろうか、なるべく俯瞰(ふかん)的に客観的に物事を見て、中立でいたいという気持ちが、毎日の暮らしの中でいつの間にか差別とか思いこみとか右とか左とかにまみれてしまってはいないだろうか…。
そんなことをふと思い返すことができる、珠玉の言葉が詰まった1冊です。
大人になった今だからこそ、幼少期とはまた違った視点で、絵本が伝えてくれるメッセージを受け取れそうです。
大切な人へのギフトや日々忙しい自分へのご褒美にも、ぜひお気に入りの絵本を見つけてみてください。
Source: プレスリリース新着
a11b4bb3ba448d1fa402ac3dc62cc91f 4 - 絵本専門店おすすめ「大人にグサッと刺さる深イイ絵本」6選